TwitterやFacebookのコミュティサービスを始めると、悩ましいのがプロフィールのアイコン画像。
顔写真を出すのは気恥ずかしいし怖いけど、イラストや似顔絵はあまり得意じゃない。
そんなあなたのために、誰でもクールな似顔絵アバターを作れるアプリが登場しました。
Facemakrの特長
- iPhoneの特長でもあるマルチタッチをフル活用したユーザーフレンドリーなインターフェイス。
- パーツが充実しているので、作成できるアバターのバリエーションが豊富。
- パーツの位置、角度、大きさなどを自由に、細かく設定できるので、あらゆるタイプの顔に似せることが可能。
つまり、Facemakrは、誰でも簡単に、自由度の高いアバター作成が可能なアプリなのです。
Facemakrでアバターを作ってみた
論より証拠。実際にFacemakrを使って、アバターを作ってみましょう。
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アプリを起動すると、右のような画面が表示されます。真ん中にキャンバスがあり、右上にはメニューボタン、左上にはプリセット(iPhone内部に画像を保存しておける場所)にリンクしているボタンがあります。下には、作業パレット、右側にはツールバーがあります。作業パレットの左側には、「♂/♀」と性別を選択するボタンがあり、ツールバーには、上から「頭」「髪の毛」「目」「鼻」「口」「耳」「髭」「眼鏡」「アクセサリー」「背景」とアバターを作るのに必要はパーツが揃っています。
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まずは、「♂/♀」ボタンで性別を選択します。…と言いたいところですが、このアプリは全世界向けであるため、用意されてい男性用パーツが、全体的に男っぽすぎる傾向があります。また、なぜか男性用パーツが極端に少ないため、男性は、臨機応変に女性用パーツも織り交ぜるのが良いと思います。その辺を考慮してか、Facemakrは、男女パーツを自由に混合しながらアバターを作成できるような仕様になっています。
ちなみに、今回は、女性のアバターを作ってみようと思います。日本人(の一部)に大人気の「萌え」な女の子を、Facemakrでどれだけ再現できるか挑戦します。
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頭は、ありきたりでそれっぽい形のものを選択
性別の選択はひとまず置いておいて、「頭」を選択します。頭は、41種類から選択することができ、肌の色も、薄い肌色から褐色まで10段階で選択できます。大きさは自由に変更できますが、上下左右には移動できません。これは、輪郭が顔のベースになることから、あえて自由に動かせないようにしてあるようです。実際、輪郭が動かないことにより、後の作業が楽になります。
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髪の毛は、オレンジがかったツインテールを
次は「髪の毛」です。髪の毛は、オーソドックスなものからネタ的なものまで、男女合わせて70種類近く用意されています。また、色も黒から茶色、オレンジと来て白髪の色まで10段階で選択できます。
髪の毛は、上下に位置を変更させることができ、大きさも自由に変えられるので、輪郭にピタリとフィットさせられます。
「目」は、顔の中で最も重要なパーツです。Facemakrでは、約30種類の目が用意されています。ただし、なぜか男性用のパーツが異様に少ないため、男性のアバターを作る場合でも、女性用パーツを選択肢に入れるべきかもしれません。だとしても、30という選択肢はお世辞にも豊富とは言えないでしょう。
しかし、「目」は、大きさや配置だけではなく、角度や左右の距離も自由に変えられるので、選択肢の少なさはあまり気にならないかもしれません。
もちろん、色も変更可能で、茶、緑、青の3色をベースに、10色が用意されています。
また、ここでは眉毛の設定も行います。眉毛は全部で46種類用意され、目と同様、大きさや配置、角度、左右の距離など自由に設定できます。
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鼻・口・耳を配置(目の色を少し濃いめに修正)
「鼻」、「口」、「耳」も、数種類のバリエーションから選択し、上下位置と大きさを位置を自由に変えて配置することできます。耳は、ちょっと手抜きっぽいグラフィッックに見えますが、角度を変えることができるので、つり上げたり福耳っぽくしたりと、意外と多様な表現が可能です。大半は髪の毛に隠れるし。
口も角度を変えることができるので、口が曲がった「へそ曲がり顔」のような表現もできそうです。もっとも、誤って口を曲げてしまった場合に直すのが大変なので、口の角度は変わらなくていいような…。あるいは、角度を簡単にリセットできる機能が欲しいかも。どうなんだろ?
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眼鏡は、ちょっとずらして戯けた感じに
ここまでで、ほぼ完成。あとは、「髭」と「眼鏡」で仕上げます。今回は、女性のアバターなので髭はやめといて(笑)、眼鏡だけにしておきます。
眼鏡は、オシャレ系のものを中心に、サングラスやネタ系のものまで20種類。個人的には、もうちょっとラインナップが欲しいかな? というのも、日本は言わずと知れた眼鏡大国。オシャレではない眼鏡が個性として定着している人も少なくないと思うので。
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アクセサリーには、猫(犬?)耳やらホクロやら手やらを
あとは、「アクセサリー」。アクセサリーは、フキダシ、イヤリング、ホクロ、被り物(帽子、ネコミミ、リボンほか)などから複数選ぶことができます。ホクロは「アクセサリーか??」という気もしますが、まあ細かいところは置いておきましょう。
アクセサリーも、大きさ、配置、角度など自由に設定できますので、表現の幅が広がります。
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背景は、アクセサリーに合わせて☆模様で
殺風景なので、最後に「背景」を設定。カラーパレットの20色と予め用意された壁紙(30種くらい?)から選択します。
ここは、自分で用意した画像も使えたらいいかな?と思うので、今後の対応に期待しています。
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完成したアバターは、プリセットに保存してフォトアルバムに書き出し
完成したアバターは、フォトアルバムに書き出すことができます。左上の矢印ボタンをタップし、「フォトアルバムに保存」をタップしてください。iPhoneのフォトアルバムにJPEG形式で保存するとともに、USBケーブル経由でPCに転送することも可能です。メールに添付して送ってもいいですが。
また、「プリセットに保存」をタップすると、作業状態のデータを保存することができます。保存したデータは、右上の歯車ボタンをタップするとサムネイルの一覧として表示されます。
Facemakrを使ってみた感想
全体として評価できる点は、非常に直感的かつわかりやすいユーザーインターフェイスで、誰でも簡単に、高品質のアバターを作成できるということです。
難点、というか、少し残念なところは、やはり欧米人向けで、日本人の好みに合うようなパーツが寂しい。特に、若年層が好む(?)アニメキャラクターっぽいアバターを作るには、少々難があるかもしれません。せっかく、猫耳や眼鏡といったアイテムが用意されてるわけですが。
おそらく、今回、私が作成した猫(犬かも)耳メガネっ子がFacemakrで作れる「萌えキャラ」の限界じゃないかと思います。
もっとも、Facemakrは、例えばジュリアン・オピー(Flash注意)を想起させるようなイギリスっぽいデザインで、とてもクール(※作者はイギリス人のデザイナーだそうです)。個人的には嫌いじゃありません。
パーツは少しずつ増強しているようなので、今後、より日本人好みのパーツがリリースされることに期待したいと思います。
テーマ別に、いくつかアプリで出してくれると、わかりやすくていいかもしれないですね。「少年マンガ風」とか「深夜アニメ風」とか(笑)。
ちなみに、自分の顔に似せて作ったアバターはこちら。知り合いからは「似てる!」と言われましたが、そんなに似てるかな?
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